NFTってビットコインではなんで買えへんの?
NFTは、イーサリアムを使って売買することが多いですよね。今回はその理由について学んでいきましょう!
こんにちは。ふぁーぺん(@ENJOYNFT_Peng)です。
NFTの取引には、Ethereum(イーサリアム)という暗号資産が使われることが大半です。
でも、仮想通貨と言えば、Bitcoin(ビットコイン)がめちゃくちゃ有名ですよね?
ではなぜ、NFTの売買にはイーサリアムが使われることが多いのでしょうか?
今回の記事では、その理由とイーサリアム以外の暗号資産でも売買できるのかをお伝えします!
- なんとなくNFTの購入を考えている人
- NFTを売買したいけど暗号資産を購入したことがなくて不安な人
- ビットコインなどイーサリアム以外の暗号資産を持っている人
この記事では、イーサリアムの特徴とNFTの仕組みについてザックリお伝えします。
- イーサリアムの特徴とNFTに必要な機能
- イーサリアムとビットコインとの明確な違い
- イーサリアムを購入できるおすすめの暗号資産取引所
NFTはイーサリアム以外でも売買できる?
結論から言うと、NFTはイーサリアム以外の暗号資産でも売買はできます!
NFTはイーサリアム以外の暗号資産でも売買できます。
これだけ「NFT=イーサリアム」くらいのレベルまで浸透しているのは、イーサリアムが暗号資産の中でめちゃくちゃメジャーで流通量も多いこともあるでしょう。
では、イーサリアム以外でNFT売買に使える暗号資産を簡単にご紹介します。
- Polygon/Matic
- Wrapped ETH
- FLOW
1,Polygon/Matic
まずは、Polygon(ポリゴン)です。
Polygonは、イーサリアムが抱える課題を解決するために立ち上がったプロジェクトです。
その課題とは、ユーザーが多いことによる手数料(Gas/通称:ガス代)の高騰や処理速度の低下。
手数料が高い方が素早くトランザクションが実行されるので、どうしても相場が上がってしまうのです。
Polygonは速度が早い上に手数料はイーサリアムに比べてかなり安く、NFTの最大手取引所『OpenSea』でもNFTの売買に使えます。
余談ですが、もともとMaticという名称でしたが、2021年2月にリブランディングされました。
2,Wrapped ETH
続いてはWrapped ETH(ラップドイーサ)、通称WETHです。
直訳すると、ラップされたイーサリアムという意味ですね。
初心者だと知らない方も多いと思いますが、実は、Ethereumとはプラットフォームの名称で、ETHはEthereumの中で使用される通貨を指します。
コレ知らないと、頭がこんがらがるのでまずは事実として知っておきましょう。
その上で、実は、ETHはERC-20というイーサリアムのブロックチェーンを利用するトークンに適用される仕様とかルールみたいなものの適応外にあります。
WETHは、ERC-20に適応されているので、ガス代が安かったりトランザクション速度が早くなるというメリットがあるんですね。
ERC-20についてはまた別の記事で詳しく説明しますね。
また、「1ETH=1wETH」の固定レートで取引されるので、価格の変動を気にする必要はありません。
ちなみに、『OpenSea』のNFTオークションには、2021年12月現在WETHでのみ参加ができます。
こちらも後日、別記事で詳しく解説しますね。
3,FLOW Blockchain
FLOW Blockchainは、Dapper Labsという企業が開発しているブロックチェーン。
この企業は、NFT業界では有名なCryptoKittiesというゲームやNBA選手の試合でのプレーのハイライトをNFTとして所有することができるサービス、NBA Top Shotを開発しています。
主にゲームやアプリで利用されるNFTを扱うことに注力していて、高速処理が可能です。
さらに、ガス代が格安という特徴があります。
NFTにはイーサリアム特有の機能が必要不可欠!
NFTの売買にETHが用いられることが多いのは、その流通量の多さであるとお伝えしました。
しかし、それ以前に、イーサリアム特有の機能がNFTを売買する上で必要不可欠なのです。
その機能というのが、『スマートコントラクト』です。
スマートコントラクトとは、契約条件を満たした際に、契約内容が自動的に実行される仕組みのことです。
これがNFTの売買において非常に重要な役割を果たすのです。
そして、ビットコイン(Bitcoin)には、このスマートコントラクト機能がありません。
そのため、どれだけビットコインの流通量が多いとしてもNFTの売買には使えないのです。
では、スマートコントラクト機能の一例をお伝えしましょう。
- 過去の取引履歴の閲覧
- 現在までの所有者の閲覧
- クリエイターへの自動配当
誰がいくらで売買したのかという履歴はもちろん、過去から現在までの所有者がすべてわかります。
しかも、世界中の誰もがその情報を閲覧できるんです。
さらに、クリエイターへの自動配当というのが魅了的な機能ですね。
これは、フリマサイトで有名なメルカリでの取引をイメージしてもらうとわかりやすいです。
キツネさんは6,000円で買ったとあるアーティストのDVDをメルカリで5,000円で転売しました。
キツネさんは実質1,000円でDVDを買ったと言えますよね。
続いて5,000円でDVDを手に入れたサルさんは、メルカリでさらに安い4,000円でアザラシさんに販売。
サルさんも1,000円でDVDを楽しめたということですよね!
こういう流れは、現在当たり前のように起こっているわけです。
この問題は、2次販売、3次販売の際、アーティストには1円の収益も発生していないこと。
しかし、スマートコントラクトに機能を実装しておけば、クリエイターなどもともとの権利者へ自動的に収益が還元されるように設定できます。
実際、マーケットプレイスでは、購入者が手数料として販売価格の10%支払うことが大半。
そのうち、2.5%がマーケットプレイス、残り7.5%がクリエイターやコンテンツ事業者(パブリッシャー)へ支払われています。
もちろん、また別の誰かに販売される際にも同じように7.5%がクリエイターたちの収益となるので、リアルの転売とは大きく異なるというわけですね。
もはや、NFTに関して言えば、転売が歓迎すらされることもあるというわけですね♪
イーサリアムが購入できるおすすめの暗号資産取引所
ところで、イーサリアムってどこ買えるん?
おすすめの暗号資産取引所を紹介しちゃいますよ!
NFTを販売するにしても、購入するにしてもイーサリアムを購入する必要があります。
他の暗号資産でNFTを売買する場合でも、日本円で一旦イーサリアムを購入した上で、変換するしかないことも現状多いのです。
ということで、イーサリアムを購入できるおすすめの暗号資産取引所を簡単に紹介します!
- コインチェック
- ビットフライヤー
- GMOコイン
とりあえず、この3つの暗号資産取引所のどれかを使えばOKです。
コインチェック/Coincheck
まずは、コインチェック。
2018年にはMEM事件で話題になったものの、その後回復した印象が強いですね。
日本では、いち早くNFT事業に参入し、マーケットプレイスもスタート。
2021年12月21日には、NFTの人気ゲーム「LAND」のメタバース上の土地の販売を開始するなど、今後も日本のNFT業界を牽引する勢い!
- デザインがシンプルで初心者でもわかりやすい
- 国内最多「16種類」の暗号資産を取引できる
- 暗号資産の取引手数料が無料
- 日本でNFT事業にいち早く参入
ビットフライヤー/bitFlyer
続いて、ビットフライヤーも有名な暗号資産取引所ですよね。
国内のビットコイン取引量が多いので、安定した取引ができると評判です!
もちろん、イーサリアムの取り扱いもあり、大手の安心感はやはりありますね。
- ビットコイン取引量 6 年連続 国内 No.1※
- レバレッジ取引が可能
- アプリが使いやすいと評判
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2016年-2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引 を含む)
GMOコイン
最後は、GMOコインです。
GMOコインも、2021年はかなりYouTube広告など露出を増やした印象がありますね。
銘柄もコインチェックに続く種類の多さで、人気の取引所だと言えそうです。
- 安心のGMOグループでセキュリティ万全
- 16銘柄の暗号資産取引が可能
- 「つみたて暗号資産」ワンコインからの積み立てサービスあり
口座に入金する金額はいくらくらい必要?
NFTの売買をするためには、いくらくらいの入金が必要なのでしょうか?
NFTを購入する際にGAS/ガス代(取引手数料)が必要となります。
ガス代は、イーサリアムのレートや出品時の混雑具合、マーケットプレイスなどによって異なります。
また、出品時と購入時によっても異なりますが、最もメジャーなマーケットプレイス「OpenSea」では、出品時はガス代だけで5,000円〜15,000円程度という情報もありました。
※あくまで目安です
そう考えると、最低でも2万円〜3万円程度は入金してETHに変換しておくのが良いのかなと感じます。
正直、予算は人によってことなるので一概にはお伝えできませんが、一つの基準としてお考えてくださいね。
NFTとイーサリアムの売買についてまとめ
では、NFTとイーサリアムの売買についてまとめていきます!
- NFTはイーサリアム以外でも売買はできる
- 現状、イーサリアムがNFT取引の主流となっている
- イーサリアムが用いられる理由は、流通量の多さとスマートコントラクト機能の万能性
- イーサリアムを購入するには、取引所で口座開設が必須
- NFT取引のためには口座へ2〜3万円は入金してETHに交換すべし
なるほど〜!早速、暗号資産取引所に登録してみるわ!
そうですね!まず、イーサリアムがないことにはNFTは始められないので、登録してみましょう♪
NFTの売買において、イーサリアムが利用される理由についてお伝えしてきました。
こういったスマートコントラクトなどの仕組みを知れば知るほど、NFTの可能性により期待しちゃいますよね!
今後はこのようなNFTの知識を深める記事とともに、取引所の登録方法や、マーケットプレイスの利用方法なんかも記事にしていきますので、お楽しみに!